上京したけど森だった話

~あるICU生のひとりごと~

スウェーデン留学記⑮:スウェーデンで教育実習へ!

今日は5月1日、国際的に「メーデー」として労働者の権利を主張する日としてヨーロッパはじめ各地で集会などが開かれているそう。日本でも大規模なイベントがあるみたいですが、私は知りませんでした… スウェーデンでは5月1日は祝日で労働者の権利を訴えるイベントやデモが行われているそうです、平和的に。私はイベントに赴いていないのですが…

そんなこんなで5月になり、私の留学も残り1カ月ほど。今回はこれから始まる授業についてお話しします!

スウェーデンの学校で教育実習

現在春学期後半ですが、2つのコースを履修しています。一つは Sustainable Development Educationで持続可能な社会と教育の関連についてのコース、そしてもう一つは留学生向けに開講された、現地の学校で実際に教育実習を行うコースです。このコースは明日から始まり、合計で20日間、朝8時から15時まで現地の学校で実習を行います。現地の学校とはいえ、ほとんどの留学生はスウェーデン語を話すことができないため、現地のインターナショナルスクールでの実習です。

スウェーデンでは教師になるためのプログラムには20週間の実習が義務付けられていて、VFUと呼ばれる実習校が一人ずつ確保されます。

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留学生はスウェーデンで先生になるわけではありませんが、そういった実習ベースの教育というものに則ってか、実際に実習に赴くことができます。

私が今回実習をさせてもらう学校はヨーテボリにあるインターナショナルスクール、International School of Gothenburg Region (ISGR) という学校です。普通のインターがどんな所かよくわかっていませんが、それでもこの学校は特殊だなと思います。インターナショナルスクールのコースと、スウェーデンの学校のコースの2つのコースを持つインターナショナルスクールらしいです。インターのコースは国際バカロレア(IB)のプログラムを実施しており、小学校・中学校~高校まで併設されています。スウェーデンのカリキュラムを実施しているコースは1~9年生(小学校・中学校)までがあるそう。私は今回IBコースの3年生の教室に入るそうです。

実習が始まる前に大学での説明や練習などがあるのかと思いきや、いきなり学校に行かされるそうで、正直いろいろとよくわかっていない状態です、笑 1週目はまずは学校のスケジュールや教室になれることから、2週目からは実際に授業をするとのこと。私はICUで教職課程を履修してはいますが、教育実習にはまだ行っておらず、はじめての実習になります。なのでとても緊張している、というのが正直なところです。

また、インターナショナルスクールということで言語はすべて英語。そして子どもたちの中にはネイティブもたくさんいるはず。ということで、自信の英語力のなさにもビビり散らかしています。緊張で胸がバクバクです!笑

でも、子どもたちと関わることが大好きで、教育に関わることも好き。そして、現地での実習というのは、スウェーデンの大学を選んだ一番の理由と言っても過言ではありません。やらなくてもいいことだから、このコースを履修する前は「やっぱりやめようかな…」なんて思ったりもしました。でも、これだけは絶対にやって帰らなければ、自分に示しがつかない!と自分を奮い立たせてこのコースを履修することに。だから、緊張や不安が半端ないけれど、これだけは後悔したくないから、少しだけ頑張ってみようと思います。

最近見ていた Emily in Paris (エミリーパリへ行く)というNetflixのオリジナルドラマがあるのですが、そこでエミリーという主人公はフランス語ができないのにパリの会社で働くことになって、言葉の壁を乗り越えながら活躍していくんです。確かにそれはフィクションですけど、言葉がうまくできなくなったって、自信をもって自分にできることをしていれば、人は輝いて見えるし活躍できるんだなって、なんだか勇気をもらえました。果たして私にそれほどの力量があるのかはわかりませんが…笑

だから、英語ができない、恥ずかしい…とあまり卑屈になりすぎず、持ち前の笑顔で楽しく子どもたちと関わって実習できたらいいなと思っています。(笑顔だけが取り柄です、それ以外見当たらないけど、、)世の中には英語ができない人もいるんだぞ!っていう多様性を学んでもらおうと思います、笑

振り返りの意味もかねて、この実習の様子などをここでお伝えしていけたらいいなと思います!

ではまた、Hej då!