上京したけど森だった話

~あるICU生のひとりごと~

スウェーデン留学記④:スウェーデンと英語のお話

Hej hej! (ヘイヘイ!と優しく声をかけてくれる店員さんが多いです)

みなさんこんにちは!日本でも北海道はもとより、関東などでも急に寒くなり秋らしい季節になってきていると聞いております。風邪やコロナなどにかからずに過ごされているでしょうか。

スウェーデンヨーテボリですが、思ったほど寒くはないです。地元札幌とさほど変わらないか少し寒いくらい。雨が多いことだけは好きになれませんが、それを除けば私にとっては何ら変わり映えのない秋、といった気候です。(でも道産子的には暖房が入るまでの秋がいっちばん寒いっっ)

そして、今日はスウェーデンと英語のことについてお話ししたいと思います。

 

スウェーデンと英語のこと

スウェーデン公用語スウェーデン語ですが、この国は第二言語としての英語運用力がとても高いことで知られています。EFの英語能力指数ランキングでは2019年は2位、2020年は4位といずれも高いレベルであることがわかります(EF EPI 2020 – EF 英語能力指数)。そのためほとんどのスウェーデン人には英語で話しかければ英語で対応してくれます。大学でも多くの授業が英語で開講されています。

ですが、街中の表記はどうでしょう?実はスウェーデンの街中や駅などには英語の表記はほとんど見当たりません。(ストックホルムへ行けばまた別かもしれませんが…)日本だと、駅やショッピングセンター、最近はバスの中などでも日本語・英語・中国語・韓国語などが併記されていることが割と当たり前の光景となってきていると思います。ですので、私も「スウェーデン語は話せないけど、きっとたくさん英語で書かれているだろう~」なんて軽い気持ちでスウェーデンに来ましたが、英語表記はなかなか見当たりません笑 

何を買うにもGoogle 翻訳のカメラ翻訳機能を駆使して、常に商品にスマホをかざしたり、ほしい商品はあらかじめスウェーデン語で控えてから買いに行くなどしています。こんな感じでスウェーデンの中にはあまり英語は見当たらず、スウェーデン語が大切にされているといった印象を受けました。(スウェーデン人と英語の関係は私がスウェーデンに留学を決めた理由の一つでもあるので、もう少し学びを得たらまた記したいと思います。)

もちろん、英語で話しかければほとんどの皆さん英語で答えてくれますよ!!

 

私と英語のこと

ではここで、私と英語のお話をさせてください。主に言いたいことはスウェーデンに来る前に英語力が落ちていたということです。

小学生の時に何となく始めた英語の勉強を、ハリーポッターが後押しして、将来は海外に留学したい・海外で働きたい、という思いがさらにモチベーションを加速させ、中学生くらいの頃の私は英語の勉強が大好きでした。高校は英語科に進み、英語の授業は英語で行われ、ネイティブの先生が裁量を持って進める授業もあり、英語がわかる・話せるようになっていくことが楽しくて、楽しくて、英語学習に対するモチベーションはこの頃がマックスでした。

大学生になってからは、ELAの授業で週に9~11コマ、さらにその予習復習と気が狂いそうになるくらい(ELAにはかなり嫌気がさしていた笑)の時間を英語に割いてきました。そんな1年生の終わりに何の対策もせずに受けたIELTSは6.5、対策せずだったのでWritingやListeningは形式がわからず少し低くなりましたが、Reading 7.5、Speaking 7.0 と対策なしの割には(←ここ重要笑)割といいスコアだったと満足しました。

 

hanamaru5.hatenablog.com

 

まあまあ話せるし、言っていることもわかる、授業の文献もまあ読める。そうなると、私の英語学習に対するモチベーションはぐんぐんと落ちていきました。2年生からはELAもなくなったので(厳密にはありましたが1学期間週に3コマ程度だけ)、英語に触れる機会も少なくなりました。そもそもコロナ禍で英語どころか人にも触れなくなりましたが…

そうなるとモチベーションどころか、英語力もどんどん落ちていきました。ここまで積み上げるのに何年もかかったのに、壊れるのは一瞬ですね。焦りを感じて英語でPodcastを聞いたり、海外から来ている友達とは英語で話すようにしたり、Language Bodyに応募して言語交換をしながらお話ししたり、少しはしてみましたが足りませんでした…

そして今、スウェーデンで私がどうなっているでしょう?「言ってることはまあわかるけど、自分の言いたいことが言えない」という状態です。

 

「日常会話レベル」って何?

そんな私がスウェーデンに来る前から薄々疑問に思っていたことがあります。それは、「日常会話レベルとは?」ということです。

よく英語だけでなく、さまざまな言語のレベルを問うときに、「初級:簡単な単語を知っていて簡単な挨拶ができる」「中級:日常の会話ができる」「上級:アカデミックな議論やビジネスでの使用ができる」などという風にレベル分けされていることが多いと思います。ですがここで私は思うのです。日常会話は本当にアカデミックな議論やビジネス会話の下に来るのか、と。

英語全く苦手だよ~という人にとってはアカデミック英語やビジネス英語と聞くと無理無理~と思われるかもしれません。しかし、私は日常会話こそ一番難しいのではないかと思うのです。

高校生のときから、英語を使ってディスカッションをしたり、プレゼンをしたり、ディベートまでしてきたので、アカデミックな語彙だったり、主張の仕方だったりには慣れてきているつもりです。そして、大学で英語で授業を受けていても、先生方ははっきりと明瞭な発音で話しますから聞き取ることができますし、何よりその分野についての知識を持っているため話の内容を理解することができます。

では日常会話はどうでしょう?学校では習わないような単語やスラングが出てきますし、簡単な単語でも組み合わさりフレーズやイディオムになると全く別の意味になったりします。さらにみんなごにょごにょしながらとてつもないスピードで話します。無理です。完璧に聞き取れるわけがないし、聞き取れたところでそのスピードについていきながら話していけません。また、話の内容も仲間内でしか知らないことだったり、前知識を共有していない場合は何の話をしているのかの予測さえできないのです。だから私は最近、日常会話こそ最大の壁だ、と思うようになりました。

実際に出会ったフィンランド人の友達には、「難しい語彙結構使うよね」と言われました。そうなのです、自分の分野(教育や言語教育)に関することなら割とずっと話していられるけど、普段の生活で使う単語やフレーズだったりはわからないし使えない…お店の商品や指示を英語に翻訳しても、その英語が何なのかわからない…私は圧倒的日常会話弱者だったのです。

 

私と英語とこれからのこと

でもこれはある意味しょうがないことなのかなとも思います。日本にいたら日常会話で英語を使うことってほぼないのですから。だからこそあまり悲観しすぎずに、これからの日常生活でたくさん英語を使って(というかスウェーデン語ができない私は英語でしかコミュニケーションをとることができない…)、日常会話レベルを習得したいと思います。アメリカ人のLanguage Body (オンラインで交流してます) も、みんな誰も完璧じゃないし、日常会話を行う機会が今までなかったのだから仕方ない、これからスタートだよ、と言ってくれました。

どのように英語を勉強していくか、今までの積み重ねはもちろん大切にしつつも、ある意味再スタートとして、そして言語教育を勉強している者として、効率的にさらに楽しく勉強できる方法を探っているところです。自分が教える際は生徒が本物の日常会話に触れる機会をたくさん作りたいと切実に思っています。

これからの勉強の方向性が確立したらまた、ここに記して宣言することでモチベーション維持につなげたいと思います。

 

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

Hej då! (スウェーデン語でバイバイ!みたいな意味です)

スウェーデン留学記③:いいの?ダメなの?~日本人との交流事情~

Hej! (スウェーデン語の挨拶です)

みなさんこんにちは!はやいもので私がスウェーデン渡航してきてから3週間が経とうとしています。今までの中で最長の海外滞在は10日間だったので、最長記録を更新したことになりますね(*^^*)2、3週間とはいえど既にたくさんの発見や学びを得ています。気づいたこと、学んだことについてはこれからもたくさん記していきたいと思います。

そんな中、今回は海外留学中における「日本人との交流」について考えていきたいと思います。

日本人との交流はしない方がいいの!?

単刀直入に言うと、これは「目的による」ということになります。

例えば、留学の目的が現地での言語を身につける、であった場合なるべく現地の言葉を話す人たちと行動を共にする方がその目的を達成できるでしょう。ですので、日本人と日本語で交流することは避けた方がいい、ということになります。

しかし、目的が言語の上達だけでない場合、現地で日本人と交流を持つことは大きなアドバンテージになり、自分の世界を広げてくれるものではないかと、私は最近思うようになりました。

 

どんな目的なら日本人との交流を持つべき?

そもそも私が高校生の時は、留学に行ってまで日本人と交流するなんて、現地に親しめないじゃないか、逃げているだけじゃないか、と考えていました。もちろん、そのような意見を持っている方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、大学生になってから「人との繋がり」を作ることの大変さと、コロナ禍においてその大切さ・有難さを実感した今ではその考えが大きく変わりました。高校生までは無条件に学級や部活というコミュニティが与えられていました。良い出会いも悪い出会いもありますが、誰かと出会う、ために努力するということはありませんでした。しかし大学生になると、人と出会い、繋がりを持つことは難しいことだと痛感しました。私は英語のクラスや生活を共にする寮、サークル活動などの場があったのでまだよかったのですが、それがなければ無条件に誰かと出会うことはかなり減っていたと思います。大学生は自ら動かなければ人との出会いやつながりを作ることが難しいのです。

そして大学生になってからは、そのようにして出会った人たちからたくさんのことを学び、自分自身の考えも大きく変わりました。自分は一人で生きているのではなくて、そういった人たちの出会いの中で成長しているのだなと強く感じるようになったのです。いろんな人と出会って、自分とは全く違う人生や知らなかった分野や世界のことを知り、人とつながるって楽しいなって思えたんです。

けれどもコロナ禍でせっかく出会えた人たちとの繋がりが希薄になってしまったという事実もあります。一人の時間も悪くないけれど、社会からどんどん置き去りにされているような、そんな気分でした。

そんな私にとって、「人と出会う・繋がる」ということは自身を成長させ新たな世界を見つけていくうえで何よりも大切にしたいことです。私の留学の目的はいろいろありますが、「新しい出会いから学ぶ」ということも重要なポイントです。その時に、人種も国籍も私にとっては関係ないのです。ですので、たくさんの人と出会うこと、そこから学ぶこと、を目的にされている方にとってはぜひ、日本人だから・・・と毛嫌いすることなく関わりを持つことをお勧めします!

そのようにして日本人と交流を持つとどんなメリットがあるのでしょうか?

 

(私が思う)日本人と交流することのメリット 

メリットその1:日本人を介して交流を広げることができる

日本の大学でも入学式の前後では大学によるオリエンテーションだったり、サークルの新歓だったりと新入生のために様々なイベントが行われますよね。海外の大学でも留学生向けに様々なオリエンテーションだったり、イベントが開かれています。ウェルカムパーティーなどでたくさんの人と知り合うことはできますが、いったんそれが終わってしまうと自分のとっている授業以外で多くの人と一度にかかわる機会は減っていくと思われます。そんな時に、知り合いの日本人がいれば、その友達である現地の学生だったり、違う国からの留学生に出会ったりすることができます。

ビザの関係で学期の始まりから1か月ほど遅れて渡航した私は、すべてのウェルカムイベントの機会を逃していたため、日本から先に渡航し現地の学生と交流を築いていた人たちとの繋がりは、コミュニティを広げていくためにとても重要になっています。

私のような状況でなくても、現地に長年住んでいたり正規留学している日本人と知り合うことで別のコミュニティにどんどん入っていくことができると思います。(Facebookなどで、○○(その土地の名前)日本人、などと検索するとそのコミュニティを探すことができたりします!)

 

メリットその2:情報共有ができる

新しい土地に来たら食べ物や生活用品、衣類などすべての様式が日本とは違っています。そうすると「どこにいったらいつも日本で使っていたあれは手に入るのだろう…」と困ることが多くあります。そんな時に日本人との交流を持っていると、自分にとって必要な情報を共有してもらえることがあります。インターネットの普及により、どんなものがどこに売っているかは自分で調べることができるようになりました。ですが、第一言語が英語でない国の場合、その国の言葉で調べないとうまく出てこない時もあるため、自分より長くその土地に暮らしている日本人がいれば、情報を共有することで時間と労力を大幅に削減することができます(^▽^)

 

メリットその3:メンタルヘルスの維持に繋がる

どれだけ留学を望み、楽しみにしてきたとしても、やはり住み慣れた文化圏から出てくるということは心身ともにとてつもないエネルギーを使うことになります。私自身、自分では気づいていなくても、知らず知らずのうちに疲弊している、なんてこともこれから出てきそうです。そんな中でやはり、同じ文化圏からその土地に来ていて、同じようなカルチャーショックだったり、文化の違いの中での疲れだったりを経験している人たちとその経験を分かち合うことは自分の精神状態を安定させるために必要な要素の一つではないかと思うのです。

また、現地に渡航して現地の友達や違う国から留学生てきている友達などがあまりできず、新しいコミュニティに飛び込むこともできず、一人でさみしく部屋に閉じこもるより、たとえそれが日本人だったとしても一緒に行動したり勉強したり、その土地での世界を広げていった方が、留学生活が有意義なものになると、私は考えています。

それでは日本人との交流はメリットだけなのでしょうか?

 

(私が思う)日本人と交流することのデメリット

デメリットその1:日本語の使用が多くなる

やはり、日本人と交流すると日本語で話すことになるため、英語漬け・現地の言葉漬け、の生活を送ることは難しくなります。最初にも述べましたが、言語の習得を第一の目的としている人にとってこのことは大きなデメリットとなるはずです。

それでも、例えば英語で話そう、というルールを友達との間に作るなどすることで日本語に頼らない生活を自分で作っていくことができると思います。

 

デメリットその2:行動パターンが偏る

日本人とばかり行動してしまうと、やはり現地の人しか知らないおすすめスポットだったり、習慣だったりを経験しづらくなってしまうのではないかと思います。ですが、これは日本人だけでなく、その土地に留学生として来ている人たちとばかり交流してしまっても起きうることです。逆に、日本人だとしてもその土地に長年住んでいる方であれば、現地の方として様々な文化や習慣を学ぶことができると思います。

 

それでも私が日本人と交流する理由

確かにデメリットはありますが、私にとって日本から来ている人たちと交流することはメリットの方が大きいと考えています。また、「人との出会い・繋がり」の大切さ、尊さを身をもって知った今では、私にとって出身や人種や国籍、話す言葉は関係ありません。いろーーーーーーんな人と出会って、その出会いからたくさんのことを学びたいのです。

なんで留学してまで日本人と交流してるの?と思う人もいるでしょう。でも、留学したからこそ出会えた人たちです。留学していなければたとえ日本にいたとしても出会うことのなかった人たち。ここに来て出会えるなんでとてもすてきだなと思うのです。だからこそ、残りの時間において、日本人とかスウェーデン人とか、ほかの国からの留学生とか関係なしに、すべての出会った人たちとの時間を大切にして、その出会いから最大限に学びながら過ごしたいなと思っています。

 

長くなりましたが読んでくださりありがとうございました!

Tack så mycket! Hej då!

 

スウェーデン留学記②:ヨーテボリの雨事情~スウェーデン人は傘を差さない!?

スウェーデン渡航してきてから今日で丸1週間が経ちました。飛行機に乗っていたのがついさっきのような、けれどもここに来てからもっと時間がたっているような、そんな不思議な気分です。

そして今日は、私にとって初めてスウェーデン語で注文した記念日でもあります笑 Jag skulle vilja ha en kaffe och en kanelbulle. (I would like to have a cup of coffee and a cinamon bun.) カフェのお姉さんがやさしく聞いてくれました。最後にはPerfect!と笑

私がカフェに入ったのはおなかがすいていたのもありますが、雨でとても寒かったので何か温かいものが飲みたかったからです。そう、ここヨーテボリは天気が悪いことで有名らしいのです。確かにここに来てから1週間、1日のうちで一度も雨の降っていない日、というのはなかなかありませんでした。1日のうちのどこかでは必ずと言っていいほど雨が降っています。

それだけ雨が日常的だからでしょうか?ヨーテボリの人たちは傘を差さない、と噂で聞いてきました。確かに、小雨程度だと誰も傘など差しません。ですが私だって、小雨くらいでは傘など差しません笑 高校時代は雨でも合羽を着て自転車で通学していましたから、大学生になった今もよほどの雨でなければあまり気にしません。

しかし、今日はここ1週間の中ではかなり強い雨が降っていました。ヨーテボリの人たちは本当に傘を差さないのでしょうか???

 

答えは・・・

 

差す人もいるし、差さない人もいる。でも差さない人の方が感覚的には多い気がする。

 

でした~

 

もっとみんな傘をさしていないのかな?傘を使っていると、「うわ、あいつ傘使ってるよ」みたいな目で見られるのかな?などと考えていましたが、そんなことはありませんでした。傘を差したい人は普通に差しています。ただやはり、日本と比べてカッパだったり傘を差していなかったりする人の割合がとても多かったです。

 

ヨーテボリで暮らすには傘だけでなく、カッパや濡れてもいい靴、濡れたくない人は長靴など、雪などの対策だけでなく、雨対策も必要になりそうです。

 

読んでくださりありがとうございました!

Tack så mycket!

スウェーデン留学記①:コロナ禍での出国、スウェーデン到着~空港からヨーテボリまで

皆さんこんにちは!東京も秋めいてきた頃でしょうか?私の地元札幌では、不運にもオリンピックマラソン競技が終了した次の日から気温が19度にまで下がり、9月に入ってからは朝晩は寒い日々が続いています。

そんな風に過ごしていたら、大学生ももうすでに3年生の半ば!びっくりですね。もっとたくさんICUについても書いていきたいのですが・・・ここからは、私の留学記をお届けします!

実は8月末からスウェーデン留学が決まっていたのですが、ビザなどの関係で渡航日を伸ばし、先日ようやくスウェーデン渡航してきました!私が留学をしようと思ったきっかけ、ICUでの学内選考について、留学奨学金のこと、そのほか手続きなどについては追々お伝えしていきたいと思います。

まずは、初日のことを書いていきたいと思いますっ!

 

 

コロナ禍での出国

海外へ渡航するには何かと手続きが煩雑ですよね。私は旅行でアメリカや台湾に行ったことはあったのですが、9か月という長期滞在は初めてです。長期滞在のためには、ビザ(スウェーデンではResidence Permit: 居住許可)であったり、居住場所の照明であったりが必要になってきます。ですが、それらに加えて、コロナ禍では

  • PCR検査の陰性証明書
  • ワクチン接種済み証明書

などが必要になってきます。どんなPCR検査の陰性証明書が必要なのか、どのようなワクチン接種済み証明書であれば有効なのか、そもそもそういった書類が必要なのかどうかすら国によって変わってきます。

PCR検査の陰性証明書」に関しては大体の国が入国前48時間以内、もしくは72時間以内に検査を行ったものを必要としています。そのため私は羽田空港内にある「東邦大学 羽田空港第3ターミナルクリニック PCR検査センター」を利用しました。お値段はかなりしましたが、英語での陰性証明書を平日に加え土日祝日でも即日発行していただけるため、近くに検査センターがない方や土日祝に渡航される方にはとても便利だと思います。私は祝日でしたが、17時に検査を受け、21時に証明書を発行してもらいました。

トップページ | 東邦大学 羽田空港クリニック

(検査時間や証明書発行までにかかる時間など詳しいことはHPまたは問い合わせでご確認ください。)

「ワクチン接種済み証明書」に関しては、厚生労働省が各自治体に委託して発行しています。そのため、ワクチンを接種された方は、接種券あるいは、接種証明を必ず保管しておき、それらのコピーなどを自治体のワクチン担当部署に送付し証明書を発行してもらう必要があります。私は申し込みから大体1週間程度で証明書が送られてきました。これからはワクチンパスポートなるものも出てくるようなので、これに関してはまた様式が変わるかもしれませんね。常に新しい情報にアクセスしましょう!

海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について|厚生労働省

 

そんなこんなで、PCR検査の陰性証明書とワクチン接種済み証明書を手に入れた私は、スウェーデンに向かって出国!スウェーデンは現在(9月30日時点)、日本人は入国規制の除外国となっており、PCR検査は必要ない、とのことでしたが、私が乗り換えをしたドイツでは入国せずともPCR検査の証明書などが必要とのことで、万が一もかねて検査を行っていきました。コロナ禍で海外渡航される方は、乗り換え国の条件もしっかりと確認してくださいね(o^―^o)

 

スウェーデンに到着

日本からドイツまで約12時間のフライトを終え、乗り換えの待ち時間4時間を過ごし、そこからさらに北へ1時間半。地元から東京まで向かい、PCR検査の結果を待っている時間も合わせると、実に約1日以上かけてようやくスウェーデンにたどり着きました。

私がこれから留学生として約9か月を過ごすのは、スウェーデン第2の都市、ヨーテボリ Göteborg です。この街は海沿いにある港町で新鮮な魚介類などが手に入るそう。また、車のVolvoの本社がある街でもあります。

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Googl Map より

Officiell besöksguide Göteborg – goteborg.com

空港はヨーテボリ郊外にある Landvetter 空港(ランドヴェッテル空港)に降り立ちました。ここで再度入国審査を受け(「どこに住むの?」「ヨーテボリです」「ん?すむの、?ビザ持ってる?」「あ、はい、これです」という会話を経て笑)、無事に入国。荷物もしっかりと流れてきました~

 

空港からヨーテボリまで

空港からヨーテボリまではシャトルバスで30分ほどでした。Flygbussarna という会社のバスに乗ります。シャトルバスは119 SEK、日本円でおよそ1500円ほどです。大体30分おきくらいにバスが出ていますし、空港内の電光掲示板に次のバスがあとどれくらいで来るかが表示されているので、「バスが来ない・・・」と心配することはなさそうです。

バスが来たら、バスの下の荷物入れが開くので自分で荷物を入れます。そして、チケット購入時に送られてくるバーコードを乗車時に機械にかざして乗り込みます。席は空いているところであればどこでも好きなところに座ることができます。

バスが発車した後は高速道路に乗るためしばらく止まりません。ヨーテボリに到着するといくつかのバス停に止まります。Central Stationまで行きたい場合は最後まで乗っていればOKです!バスの中はWiFiもあるので、調べごとをしたりすることもできました。

Landvetter Airport bus to/from Gothenburg C - Flygbussarna

と、こんな感じでスウェーデンヨーテボリに到着!私の住むところはCentral Stationからは少し離れているので普通のバスに乗る必要があったのですが、このバスの乗り方がまた一癖あるのです!ヨーテボリの交通事情についてはまた、別の機会にお伝えします!

 

スウェーデンに到着してもうそろそろ一週間がたとうとしています。これから少しずつ慣れていければいいな~と思いながら、慣れたり友達を作ったりする努力を、自分でもしていかなければ、、と実感しております。スウェーデンでの発見などたくさんお届けしていきたいので、ぜひ読んでいってくださればうれしいです(^^♪

 

 

 

 

【読書】<学級>の歴史学

今回は、というか今回から初めて本の紹介をしていきたいと思います!これは私が読んだ本を忘れないための軽い備忘録だと思ってください。ですので少しでも興味が出た方はぜひ本を読んでみて、もしよければこのブログのコメント欄でディスカッションをしてみませんか?

それではいってみましょう!

 

<学級>の歴史学

この本は、私が2年生の冬学期に履修していたカリキュラム論という授業でその授業を担当していたICU高校の校長先生からおすすめされた本です。

本の内容

皆さんは、「学校とはマクドナルドと同じようなものである」と言われたらどのように思いますか?きっと頭の中に???がたくさん浮かびますよね。この本では、著者がこのように学校以外の制度を用いながら学級という制度を考察していきます。昨今学校や学級といった制度に対しては、いじめ・不登校・引きこもり・学力低下・教師の体罰・画一的な教育・個性つぶし……etc. と様々なことが言われています。これらの事態に関する批判は、「学校とは、学級とはこのようにあるべきだ」という一種の迷信や噂、「教育言説」といわれるものによって成り立っています。ですが、私たちはこういった言説に惑わされて、そもそも「学級」とは何か、を考えてこなかったのではないでしょうか?著者によると、人々が「学級」を当たり前のものとして捉え「学級」に関しての議論が何も起こらないために、教育言説だけが独り歩きしてしまい学校病理(いじめや不登校はじめ様々な問題)がなくならないのだとのことです。

この本の中では、どのように「学級」が作られ発展してきたのかを、イギリスのモニトリアル・システムという学級制度から現代の制度に至るまで通じてを考察しています。そして私たちが現代の学級にまつわる様々な問題を考える際には、目に見える側面だけでなく、目に見えない、根本的な「学級」という制度を考え直す必要があると説いています。

 

この本を読んで

私自身、高校生のある時期までは学校の中に「学級」というものが存在することは当たり前すぎてそのことについて考え直してみたことなんてありませんでした。ですが、高校2年時に行ったアメリカの姉妹校訪問にて、ホームルームがない、ということに衝撃を受けたことを覚えています。先生ではなく生徒が移動して自分の取る授業を取っていく、日本の学級制度とは違うんだな~と感じたことをおぼろげに覚えています。それでも、アメリカはアメリカ、日本は日本、日本には学級制度というものがあるんだ、と学級の存在自体を疑うということは今までに考えたことがありませんでした。この本を読んで、学級の存在を当たり前にしてはいけないということ、そしてどんなに教育言説が「教育はこうあるべきだ」と現代の様々な教育を批判したところで学級というシステムの存在を認識しなければ何も変えることができないということを学ぶことができました。

〈学級〉の歴史学 (講談社選書メチエ)

〈学級〉の歴史学 (講談社選書メチエ)

  • 作者:柳 治男
  • 発売日: 2005/03/11
  • メディア: 単行本
 

柳治男(2005)『<学級>の歴史学講談社選書メチエ

 

皆さんもぜひ読んでみてください(o^―^o)

ICUで3年目の春です

みなさんこんにちは!未だにコロナの感染は収まらず、東京では緊急事態宣言の延長も検討されていますが、GWで心と体を少しリフレッシュできたでしょうか?私は3月4月は少し元気ではありませんでした^^; 

このブログもずっと更新できておらず・・・冬学期のこと、東京に戻ってきたこと、コロナのこと、留学のことなどたくさんお話ししたいことはありますが、今日は春学期についてお話ししたいと思います!

 

ICUの春学期、授業形態は?

ICUでは今学期から、対面・オンラインという二つの授業形態に加えて、「ミックスモード」という形態を導入しています。これは今までのハイブリッド型とは違い、全員対面で授業をする日と全員オンラインで授業をする日をミックスする、という方式になります。火曜日は対面で木曜日はオンライン~といった感じです。ですが、実際にはまだ東京に来ることができておらず遠方にいる人、感染への懸念から通学を控えている人、感染の懸念から対面で受けたくない人、などに配慮しているため、対面の日であってもオンラインで受講している学生も多々いるためハイブリッド型とあまり変わらないような気もしています。

それでも、昨年度よりは「対面でも行います」という形式の授業が格段に増え、少しずつですがキャンパスに学生の活気が戻ってきています。それに伴い、学生食堂(通称ガッキ)の混雑や、学生の距離感の近さなどが問題視され、学生部長の教授から何度か警告文が送られてきていたりします(^^;)

また、オンラインで授業を受ける際のマナー「ネチケット」についても大学側から言及があり、カフェや電車の中など声を出すことができない状況で受講しないこと、カメラをオンにすること、ふさわしい服装で出席すること、などの指摘がなされました。受講場所やカメラはともかく、服装まで指摘されてしまうともともとスウェットで学校に通っていた身としては立場がなくなります笑

 

春学期に履修している授業

それではここで、今学期私が履修している授業の中から面白い!と感じているものを紹介したいと思います。

 

The World of Sign Languages (手話の世界)

この授業は通称ジェネと呼ばれるGeneral Education(一般教育)の一つになります。ICUではHumanities(人文科学)、Social Science(社会科学)、Natural Science(自然科学)の3分野で様々な一般教育が開講されており、それぞれ3単位ずつ(自然科学は6単位)に加えて合計で21単位の一般教育を履修することが卒業要件の一つとなっています。基本的にジェネは、それぞれのメジャーで開講されている基礎科目や専門科目への導入とされており難易度は高くありません。そのため、一年時にたくさん履修する学生や、逆に毎学期少しずつ履修することでその学期の負担を減らすようにしている学生もいます。

ですが、私が現在履修しているThe world of sign languageはジェネの割には少し難しいと感じています。この授業はE開講と呼ばれる英語で開講されている授業であるため、教授の講義、教科書、学生とのディスカッション、提出物は全て英語です。これが難しいと感じる一番の理由ですね笑 教科書は Deaf in Japan (Nakamura, 2006)を使用しており、毎回の授業までにだいたい20ページほど(多い日は50ページほど)読むのですが、日本についての話が多いことやわかりやすい英語で書かれているように感じるためリーディング自体は苦痛ではありません。

そして肝心の授業の中身ですが、この授業は手話を習得する、というよりはタイトルの通り手話の世界について学ぶ、という内容になっています。以前このブログ内でも「聾の世界」について少し触れましたが、手話というのは英語、フランス語、中国語などといった言語と並ぶ一つの言語であり、日本語を手で表現しているだけではありません。日本手話は日本語とは違った文法構造を持っており日本語とは別の言語です。そしてもちろん国によって手話は違ってきますし、同じ国の中でも方言があります。言語が違えば文化も違ってきます。そこで、どのような文化なのか、それがどうやって築かれてきたのか、そこには何が影響してきたのか(政治的、経済的名要因など)、といったことを学習していきます。また、この授業では聾の人たちを障がい者として見なさない方針です。言語的に少数派であるといった見方をしています。ですがこれについては当事者の方達の中でも意見が割れるところだそうです。

このように、The world of sign languageの中では手話を使用する人たちを取り巻く社会的状況の変化がどのように彼らの文化や手話使用に影響を与えてきたかを勉強していきます。先日は手話のワークショップもあり、聾の方とその通訳の方から少し手話を学びました。やっと手話の勉強ができました(*^_^*)これからも少しずつ勉強していきたいと思います。

 

hanamaru5.hatenablog.com

 

 

言語と社会

この授業はメディア・カルチャー・コミュニケーションメジャー(通称MCC)の100番台、つまり基礎科目になります。MCCはその名の通りとても幅広い分野を扱っているため、メディアの分野、言語の分野、文化の分野などといくつかの軸があります。私は今まで教育学や言語教育をとることが多くMCCは教職課程の関連で一つとっただけでしたのであまり詳しくはありません。今回この「言語と社会」の時間には違う授業をとる予定でしたが、変更期間にこの授業に変更しました。ICUには履修登録後、授業が開始してから一週間は自由に授業を変更することができる期間があるため、実際に履修してみて概要を聞いて、少し違うな、と感じた場合は変更することが出来るようになっています。

そして授業の中身ですが、この授業では主に「社会言語学」という言語学の発展的・応用的な内容を扱います。言語学ソシュールの一般言語学に代表されるように、言語そのものの仕組み(音や語彙、文法など)といった言語の構造・体系を研究する学問です(あまり詳しくなくすみません)。ですが、この言語学はただ音や文法構造を研究するのみで、人間の言語使用の側面を考慮していませんでした。そのため、人間がどのように言語を使用しているのか、人が移動することでどのように言語使用に影響するのか、今までにとられてきた言語政策がどのように人々の生活や言語使用に影響してきたのか、など、「人」の存在を重視していく分野になっています。

私は英語科教職を履修し、言語教育という分野で第二言語習得に関して少し学んできましたが、どちらかというと第二言語を習得することによる思考の変化だったり、文化への影響だったりに興味があったため、社会言語学の入門であるこの授業を発見できたことに運命的なものを感じています。私が勉強したかったのはこれだよーーー!笑まだまだ授業も始まったばかりで少ししか理解出来ていませんが、自分でも本を読むなどして学んでいきたいと思っています。

 

それでは長くなってしまいましたが、私が今学期履修中の授業紹介でした!GWも今日で終わりですが(ICUは3日と4日のみおやすみでした)コロナに気をつけて、五月病にも気をつけて、無理せず少しずつ・1つずつ、クリアしていきましょう。私も頑張ります・・・

 

 

 

2020秋学期を終えて

今年も昨年に引き続き暖冬なのか、北海道でもなかなか雪が降りませんが、もう12月になってしまいました!今年も残すところあと1ヶ月・・・コロナのせいで?おかげで?いろいろなことがあった1年だったと思います。

今日は、現在秋休み中にもかかわらず、コロナでどこにも行けず暇をもてあましているので、秋学期を振り返っていきたいと思います。

 

秋学期の成績

このブログでは成績については触れたことがなかったので、お話ししていきたいと思います。

まず、ICUでは、成績はA-Eの5段階で評価されます。A-Dまでが優・良・可の範囲で成績として認められますが、Eの場合は認められず「落単」といって単位、つまりその授業を落としてしまうことになります。その授業の成績が必要な場合は再履修しなければなりません。

そして、それらの成績は最終的にGPA(Grade Point Average)と呼ばれる成績平均点数として計算されます。GPAは、GPA=(科目の単位数×成績点数)の合計÷履修単位の合計 で計算されます。ICUではGPA=4.00が最高で、3学期続けてGPA=1.00の場合は除籍されるという決まりになっています。除籍されたという人を見かけたことはありませんが・・・

なんだかややこしいですが、ようは「平均点」であり、この平均点は留学や5年プログラムといったICUの大学院とのプログラムに応募する際などに大事になってきます。それ以外の人の中には、単位が取れればいいや、という人もいますが、どうせなら良い成績の方がいいですよね♪

ちなみに、私の秋学期の成績は、GPA=3.8、まだ難しい授業をたくさん履修しているわけではないので、そこそこの成績でしょうか・・・?

 

秋学期で面白かった授業

私が秋学期に履修した中で面白かった授業は、「第二言語習得・学習」という言語教育メジャー200番台の授業になります。どのようなことを学修する授業なのかは、別記事にあるので読んでみてください。

 

hanamaru5.hatenablog.com

 

この授業が面白かったのは、1年生の時にはよく分けがわからずに履修した言語教授法言論で、すこしだけ耳に入れた理論のうちいくつかについて、詳しく論文を読んだり、自分たちでも実際にリサーチをしたりして、自分の中で学習の繋がりを感じることができたと共に、深い内容に入っていくことができたからです。

私はよく、理論だけ学んでいても・・・と思いがちなのですが、実際に自分でミニリサーチを設計して調査し、結果と今後に向けての課題が見えたことや、普段の授業から先生が実践と結びつけたり、実際にはどのように理論が働いているかを考えさせるように授業してくださったおかげで、とても身になったなと感じています。

入学当初は、英語の教員免許が取りたい、としか考えておらず、教育学に興味があったのですが、この授業を機に言語教育学にとても興味がわきました。

ICUの良いところは、このようにたくさんの興味を持って、ころころ興味の対象を変えたり増やしたりしながら、自分のやりたいことを見つけていけるところだと思っています。(きっとまだまだ変わるし増える・・・(^_^;))

 

オンライン秋学期

秋学期も春に続き、オンラインで行われました。

 

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 ですが、本当に充実していて勉強したなーーーーというのが一番の感想です。オンラインでしたが、学ぶことは学び、そして通常通り学期末には追い詰められました笑。こんな風に偉そうにブログなんて書いていますが、procrastinator、先延ばし魔なので、期日ギリギリになって課題を始め、あげく期限を過ぎてから提出してしまうことも何度もありました・・・来学期は少しでも減らしていきたい、というのが目標です。

また、オンラインになったのは授業だけではありません。私は寮に暮らしていたのですが(今は一時退去中)、そのミーティングやサークルのミーティングなども全てオンラインです。メールやらLINEやらで連絡がたまり、逃げ出したくなるときもありましたし、放置してしまったこともありました。ですが、最後の方は少しずつ、連絡に向き合って(どんだけ嫌なんだよ笑)、早めに連絡に返したりしていけるようになりました。「責任感を持つ」こともこれからの目標の1つです。

 

これは本当に一ICU生の秋学期に過ぎませんが、コロナ禍においてこんな風に過ごしていたよ~勉強していたよ~というのが少しでも、特に受験生に!伝われば嬉しいです。疑問やコメントなどもぜひ、残していってください(*^_^*)