上京したけど森だった話

~あるICU生のひとりごと~

スウェーデン留学記⑤:スウェーデンに留学を決めた理由

みなさん、新年あけましておめでとうございます!

ここ最近はブログの更新もできないほどに忙しかった…わけではなく、気持ちの面での体調が優れていませんでした。そのことはまたお話しするとして、今回は年も明け新しい一年が始まったということで、自戒の念も込めて改めて私がスウェーデンに留学を決めた理由について振り返ってみたいと思います!勝手な振り返りにお付き合いください笑

 

スウェーデンに留学したかった理由

私がスウェーデンに留学したかった理由は主に二つ、スウェーデンの教育を知り、文化を体験することです。

 

スウェーデンの教育

まず、私はICUで教育学を専攻していることもあり、いろいろな側面に興味をもちながら少しばかり教育を学んでいます。もちろん、日本にいてまだまだ学ばなければならないことは山ほどありますが、日本の教育を客観視するためにも、また何かヒントとなるものを学ぶためにも外の空気を吸うことはいいことだと考えています。

ですので、私の場合「スウェーデンの教育を学びたい」というよりは、教育の面ではスウェーデンはじめ北欧は教育大国と謳われているけれど、実際はどうなのだろうという疑問の下に、「自分の目で確かめ、経験してみたい」という思いが強くありました。

その中でも特に「インクルーシブ教育」について学びたいと思いたち、留学を決めた部分があります。ここでいう「インクルーシブ」とは障がいをもつ児童・生徒だけでなく、移民の生徒や様々なバックグラウンドを持つ生徒も含みます。日本だと、障がい児童生徒教育についての議論はなされていても、移民の生徒や多様なバックグラウンドを持った生徒を包括していくことに関する議論はまだまだなされていないと感じています。そのため、移民大国であるスウェーデンにおいて、どのように教育が行われ教育がその生徒たちを包括しているのか、とても興味があり、スウェーデンを選びました。

また、スウェーデン第二言語としての英語運用能力が非常に高い国としても知られています。英語科教員を目指しているため、何かヒントを得られるのではないか、という期待もスウェーデンを選んだ理由の一つです。もちろん、スウェーデン語と日本語の英語との距離だったり、文構造や語彙は全く違いますので単純比較はできませんが、それでも何か、ヒントを得られるのではないかと考えました。

 

スウェーデンの文化

次に、私はスウェーデンに留学を決めた理由としてスウェーデンの文化を体験したかったということがあります。スウェーデンの文化、といっても一言で表すことはできません。ですが、私はその中でも休息を大切にする・ゆとりをもつ、といった文化・習慣に惹かれました。

スウェーデンには、Fika (フィーカ)といって一日の中で何度かお茶休憩をするという文化・習慣があります。その文化に表されるようにスウェーデンではゆとりを持った生活があるのではないか、と留学前の私は考えたのです。実際に大学のスケジュールも学部レベルではとてもゆとりがあります。日本で、ICUで勉強していた時とは比べ物にならないくらい、ゆったりさせてもらっています笑

留学前の私はこのゆとりの中から、自分を見つめなおしたり、本当に必要なものだったりやりたいことだったりを見つける時間を持ちたいと考えました。というのも、大学に入学したての私は、後悔したくないという思いのもとやりたいと思ったこと・興味のあったことにはできる限り手を出し、中途半端になり、結局それが本当にやりたかったのか、それとも自分の魅力をあげるため、就活などで後に有利になるかもという思いが働いていただけなのかがわからなくなってしまっていました。なので、時間のある生活の中で自分のことを見つめなおしたり、どんどんと前に進んでいく周りのみんなからいったん離れる機会を持ちたいと思ったことがスウェーデンへの留学理由の一つでもありました。

 

では、これらの留学理由が、留学の目標が、実際にどのように達成されつつあるのか、ないのか、については追ってお話しします。

読んでくださりありがとうございました(*'▽')

Hej då!