上京したけど森だった話

~あるICU生のひとりごと~

手話の勉強がしたい

こんにちは今日の北海道は晴れ渡っていて外はとても気持ちよさそうです。とはいえ私は東京から帰省してきた身分。今日で自主隔離生活8日目です。そろそろ外に出たいな~笑おなかの脂肪が気になります。

 

今日は私が最近やりたいな~と思っていることについて書いてみます。

 

聾の世界

私はいろんなことを勉強するのが好きです。特に語学の勉強が好きで高校生の時はいろんな言語にちょこちょこっとだけ首を突っ込んでいました。アラビア語、中国語、フランス語など(ちゃんと勉強しているのはフランス語だけ笑)。ですがここ最近、手話の勉強がしたい!と思うようになりました。これにはいくつか訳がありますが、やはり1年生の秋学期に受講した特別支援教育論の影響が大きいです。この授業の中で先生が「聾の世界」についてお話しされました。先生によると、日本人には日本語があって、その言語を使用した日本独特の文化が形成されている。国が変われば、イギリスにはイギリス英語があってイギリスの文化があって、同じ英語でもアメリカにはアメリカ英語があってアメリカの文化がある。それと同じように手話も一つの言語であり、手話を使用する人には手話の世界というものがあり、それを聾の世界という、とのことでした。そして驚くことに、耳が聞こえない人の多くは手話で会話するのにもかかわらず、多くの聾学校での授業は口話法(相手の口の動きを読み取る方法)で行われているそうです。この話を聞いたときに「あ、手話の勉強がしたい」と思いました。私は障がいというものについて、社会が変わっていく必要があるという考えを持っているので、このように少数派が大多数に合わせなければいけない社会に、疑問を感じたのです。

 

パプリカの女の子

そんなとき去年の暮れにレコード大賞を見ていると、2019年に一世を風靡したパプリカを歌っていた女の子(住田萌乃ちゃん)がレコード大賞の挨拶の場で手話も一緒に行っていたのです。私はそれを見て、前にYouTubeでパプリカを歌っている5人組と障がいのある子どもたちのコラボ映像を見ていたのですが、萌乃ちゃんが耳の聞こえない女の子と仲良くなり手話を学んでいる光景を思い出しました。ですがそれはNHKの主催でレコード大賞とは関わりがなかったはずです。子ども同士の約束かもしれないし、萌乃ちゃんが自らの意志で行ったことかもしれません。ですが、確かなのはなにかの企画でやらされたことではなかったと言うことです。私は子どもの純情さに感心し、そして本当であれば、多くの発信する人はこのように「バイリンガル」であるべきだよな、とも思いました。今まで英語やフランス語といった外国語ばかり追いかけて、同じ国の中にもまだまだ「言語」があると言うことに気づいていなかった自分が恥ずかしくなった瞬間でした。

 

IELTSの問題

そんなこんなで手話の勉強したいなと思いながらも忙しいとかなんとか言い訳をして3月。IELTSを受けた私はそこで手話を第二言語に勉強してみませんか?という内容のリーディングを読みました。そこで、私が今まで思っていたことだったり少しだけ学んだ聾の世界についてだったりが書いてあり、忘れかけていた「手話の勉強がしたい」という思いにまた火がつきました。火をつけてから結局まだ勉強は始めていないのですが(笑)、今回はその日は消えていませんし、今学期は実家からオンライン授業なので、バイトもインターンもその他の活動も一切することが出来内この状況だからこそ、手話の勉強を始めてみようと思っています。何か良い勉強方法を知っているかがいましたら、ぜひコメントください!

そんな私は昨日、手話の中にも「日本手話」と「日本語対応手話」があり、日本手話は手話を第一言語として使用する、いわば手話ネイティブの言語、日本語対応手話は、日本語を先に習った人でもわかりやすいように出来ている手話。けれどこの寮者は完全に分けることができるものではなく、どちらも混ざり合っていること、ということを学びました。

これから少しずつ、日本手話をメインに勉強していきたいなと思っています。